全国安全週間2026|スローガン・期間と安全大会の準備ガイド
全国安全週間2026|
スローガン・期間と安全大会の準備ガイド
令和8年度(2026年度)の全国安全週間は7月1日〜7日。今年のスローガンと重点事項が厚生労働省より発表されました。
この記事では、スローガンの背景・期間・企業がやるべき安全大会の準備を、理学療法士・第1種衛生管理者の視点で解説します。
安全週間の準備、こんなお悩みはありませんか?
- 毎年同じ内容で安全大会がマンネリ化している
- 今年のスローガンに合った講演テーマが分からない
- 転倒・腰痛が毎年発生しているが対策が打てていない
- 6月の準備期間中に何をすればよいか分からない
この記事では、厚生労働省が発表した令和8年度実施要綱をもとに、安全週間の概要と今年の重点テーマを整理したうえで、安全大会の具体的な準備ステップをお伝えします。
令和8年度(2026年)全国安全週間のスローガンと期間
今年のスローガンはこちら
令和8年度 全国安全週間スローガン(厚生労働省・中央労働災害防止協会 主唱)
多様な人材 全員参加
みんなで育てる安全職場
全国安全週間は昭和3年(1928年)から一度も中断されることなく続けられており、令和8年度は第99回という節目の年を迎えます。「人命尊重」という基本理念のもと、産業界の自主的な労働災害防止活動と安全意識の向上を目的とした国を挙げた取り組みです。
準備期間と本番の期間
| 区分 | 期間 | 企業がやること |
|---|---|---|
| 準備期間 | 6月1日〜6月30日 | 安全大会の企画・講師手配、安全パトロールの計画、安全旗・標語の準備 |
| 全国安全週間 | 7月1日〜7月7日 | 安全大会の開催、経営トップによる所信表明、講演会・安全教育の実施 |
7月の安全週間本番に外部講師を招く場合、6月の準備期間には講師の日程が埋まり始めます。5月中旬〜下旬には問い合わせを行い、6月初旬には日程を確定させることをおすすめします。
今年の重点テーマ——転倒・腰痛・高年齢者対策が明記された
令和8年度実施要綱(厚生労働省)の「業種横断的な労働災害防止対策」に、次の内容が明記されました。まちリハが提供する参加型研修と直結する内容です。
死傷者数(令和6年)
死傷者の増加傾向
平均休業見込日数
出典:厚生労働省「令和6年 労働災害発生状況(確定値)」「令和8年度全国安全週間実施要綱」
死亡災害は減少傾向にある一方、休業4日以上の死傷災害は平成21年以降増加が続いています。特に高年齢労働者の増加を背景として、転倒・腰痛といった作業行動に起因する災害が増加し続けていると要綱に明記されています。
実施要綱に明記された「運動プログラムの導入」
今年度の要綱には、労働者の作業行動に起因する労働災害防止対策として、以下が具体的に挙げられています。
- 「転倒等リスク評価セルフチェック票を活用した転倒リスクの可視化」
- 「運動プログラムの導入及び労働者のスポーツの習慣化の推進」
- 「職場における腰痛予防対策指針に基づく措置の実施」
- 「高年齢者の健康や体力の状況の把握と対応」
これは、「気をつけましょう」という注意喚起だけでは不十分であり、身体を動かして学ぶ参加型の運動プログラムが国として推奨されていることを意味します。理学療法士による体操指導・体力測定を組み合わせた安全大会は、この要綱の方向性と完全に一致しています。
業種別の重点事項——製造業・建設業・運輸業
実施要綱では、業種ごとに具体的な対策が定められています。安全大会のテーマ選びの参考にしてください。
製造業の重点事項
製造業では「はさまれ・巻き込まれ」対策に加え、高経年施設・設備の計画的な更新と自主的なリスクアセスメントの実施が求められています。
また業種横断事項として、製造業の現場でも転倒・腰痛対策と高年齢者への対応が重点課題です。製造業は全業種で死傷者数ワースト1位(令和6年:26,676人)であり、腰痛・転倒対策を安全大会のテーマとして取り上げることは、今年の要綱の趣旨にも合致します。
建設業の重点事項
建設業は死亡災害全体の31.1%を占め、墜落・転落対策が最重点課題です。その一方で、60歳以上の就業者が全体の約37%を占めるという高齢化の現状から、体力低下に伴う転倒・腰痛への対応も今年度の重点項目に挙げられています。
ハーネス・足場管理といったハード対策と並行して、高齢作業員の体力測定と運動指導を安全大会に取り入れることが、今年度の要綱の方向性です。
陸上貨物運送業の重点事項
運輸業では、荷台からの墜落・転落防止対策と並んで、「荷役作業の安全ガイドラインに基づく措置」が明記されています。荷役作業は転倒・腰痛が発生しやすい典型的な場面であり、正しい持ち上げ動作(ヒップヒンジ)や積み卸し時の姿勢指導は、この要綱に直接対応した内容です。
今年のスローガンに合うテーマ選びに迷ったらこちら。10テーマを解説しています。
安全大会の準備——6月の準備期間中にやること3ステップ
全国安全週間の準備期間は6月1日から始まります。特に外部講師を招く安全大会の場合、遅くとも5月中に動き始めることが必要です。
今年のテーマと講師タイプを決める(5月中)
安全週間の趣旨(転倒・腰痛・高年齢者対策)と自社の現状(今年の発生事故の傾向、従業員の年齢層)を照らし合わせて、今年のテーマを絞ります。
「昨年と同じでいい」と考えがちですが、厚生労働省が「運動プログラムの導入」を明記した今年は、参加型・体験型の講演に切り替えるチャンスです。座学だけの講演と比べ、受講者の満足度・記憶定着率が大きく異なります。
外部講師に問い合わせ・日程確定(5月下旬〜6月上旬)
外部講師の7月の日程は、早ければ4〜5月の時点で埋まり始めます。問い合わせ時に伝える情報は以下の4点です。
- 開催希望日(第1・第2候補)
- 参加人数・対象業種
- 希望する講演時間(60分・90分・120分など)
- 場所(工場・事業所・ホールなど)
この情報があれば、概算費用と対応可否をすぐに確認できます。
事前アンケートと社内稟議(6月中)
講師が決まったら、講演内容を自社の現場に合わせるための事前ヒアリングを行います。転倒・腰痛の発生状況、作業内容、参加者の年齢層などを共有することで、より的確な内容に調整できます。
また、上司への報告・稟議が必要な場合は、「費用・目的・期待効果・補助金対応可否」を1枚にまとめた稟議資料があると承認が通りやすくなります。
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「運動プログラムの導入」を実現する参加型安全大会とは
厚生労働省の実施要綱に「運動プログラムの導入及び労働者のスポーツの習慣化の推進」が明記されたことで、理学療法士による体操指導を取り入れた安全大会は、今年度の行政方針にもとづいた対応策として位置づけられます。
参加型安全大会の3つの要素
セルフチェック(体力・バランスの見える化)
参加者が自分の転倒リスクや筋力低下を体感するチェックを実施します。厚生労働省が推奨する「転倒等リスク評価セルフチェック票」の考え方とも一致しています。「自分には関係ない」という意識を変えるために、自分の身体の現状を数字で知ることが最初のステップです。
正しい動作の習得(腰痛予防・転倒予防)
座学で「腰に気をつけろ」と言うだけでは行動は変わりません。実際に立ち上がり、持ち上げ動作(ヒップヒンジ)やバランストレーニングを体験することで、「知っている」から「できる」レベルに引き上げます。理学療法士が個々の動作を直接確認・修正します。
職場で続けられる体操プログラムの導入
研修当日だけで終わらせないために、朝礼・休憩時間に毎日5分で実施できる体操プログラムを提供します。「体操一覧チラシ」を職場に掲示することで、習慣として定着させる仕組みを作ります。これが厚生労働省の言う「労働者のスポーツの習慣化」につながります。
製造現場の腰痛が減らない本当の理由と、現場で続けられる予防法を解説しています。
建設業に特化した転倒・腰痛予防研修の内容と実績を紹介しています。
まとめ——今年の安全週間は「参加型・運動プログラム」が鍵
令和8年度全国安全週間の要点を整理します。
スローガン:「多様な人材 全員参加 みんなで育てる安全職場」
期間:準備期間6月1日〜30日 / 本番7月1日〜7日
今年の重点:転倒・腰痛対策、高年齢者への対応、運動プログラムの導入が明記
外部講師の手配:7月の日程は5月中に問い合わせを
今年の要綱で「運動プログラムの導入」が明記されたことは、理学療法士による参加型安全大会を選ぶ明確な根拠になります。転倒・腰痛が増加し続ける現状を踏まえ、今年の安全大会を「受講者が体を動かして学ぶ」内容に変えることを検討してみてください。
全国安全週間の安全大会・腰痛転倒予防研修のご相談窓口
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担当者様の検討フェーズに合わせてご案内します。
費用・日程
概算/前提条件の確認/見積の進め方
内容設計
業種・作業内容に合わせた参加型プログラム
補助金対応
エイジフレンドリー補助金(詳細はご相談ください)
※ 7月は日程が埋まりやすいため、5月中のご相談をおすすめします。


